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【和訳】エミネム / Eminem – Book of Rhymes 【日本語】

歌詞動画

2020年12月18日に発売された新アルバム” Music To Be Murdered By Side B Deluxe Edition “に収録されている”Book of Rhymes “を日本語に翻訳しビデオを公開しました。

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言及・影響されているアーティスト、人物など

DJ Premier、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、ナズ(Nas)、ボン・アイヴァー(Bon Iver)、ジャスティン・ヴァーノン(Justin Vernon)、ジャ・ルール(Ja Rule)、トリッピー・レッド(Trippie Redd)、ゴーストライダー(Ghost Rider)など

スヌープ・ドッグへのディス

笑いもしない、睨みもしない、アゲたり、サゲたりもしない(Nah)
俺はココにいた、あんたもそうだろ
あんたは来たと思ったら去るんだ、俺は留まってたぜ(Yeah)
まだココにいる気か、どうやって俺を止める?
あんたの意見は壊れた計算機”calculator”みたいだ
その戯言はカウントされない
閉じてろ マザ ファッキン お前の口を

このイントロはスヌープ・ドッグに向けたものだと思われます
2020年7月”Breakfast Club”のインタビューに応じたスヌープ・ドッグは”エミネムの曲に関しては別に無くても生きていける”と発言していた。
冒頭の一節”I don’t smile, I don’t frown, get too up or get too down”はスヌープが2004年にリリースした”Ups & Downs”のサビの部分から引用、改変している。

ゴーストライターを使っているラッパーへのディス

嫌なら聞かなくていい
だけどお前の好きなラッパーが
詩も書いてないって話はするなよ
スリムはどうしてる?ヤツは真面目に”no cap”ペンを持ってた

エミネムは、最近の人気ラッパーの中には”自分で歌詞を書かない”ゴーストライターを雇っているラッパーが居ると批判している。2018年にリリースしたアルバム”Kamikaze”でもゴーストライターの話題を扱っていた。

ジャスティン・ヴァーノン、ジャ・ルールへのディス

これは”Music to Be Murdered By”(誰かによって殺されるべき音楽)なんだ
だから、ボン・アイバーはファッキン・ジャ・ルールのボブルヘッド”bobblehead”を飲んでも”swallow”いいんだぜ(Ha-ha)
アルツハイマーのようにゆっくりと死ぬさ(Ha-ha)

ボン・アイヴァー(Bon Iver)は、ジャスティン・ヴァーノン(Justin Vernon)が結成したバンドで、ジャスティン・ヴァーノンは、エミネムが2018年にリリースしたアルバム”Kamikaze”からのリードシングル”Fall”で共演していたが、エミネムがタイラー・ザ・クリエイターをディスした事に不満を示していた。”bobblehead”⇒首振り人形の事で、”swallow”と”bobblehead”の組み合わせで”フェラチオ”の意味も持たせている。

トリッピー・レッドへのディス

全部隊を招集して タスク・フォースを派遣しろ
お前がそれを望むなら、望むモノを手に入れることが出来る
ヘルメットを被って、あご(ヒモ)を締めるんだ
お前のためのクラッシュ・コースだ
俺とマザファッキン・ラップ戦争を始めてはいけない
逆らってもいけないんだ
何がしたいんだよ?
悪気は無いけど、お前達はノロマなのか?それとも鈍いのか?”dense”
ファッキン・ペニーの方がセンスがあるぜ
Yeah,お前は今殺されなければいけない、だけど大したことはない、全ての思考がかなりイルなんだ

この一節は”エミネムへアンサー・ソング”を返さないラッパー達に向けており、その中にトリッピー・レッドが含まれている可能性があると思われます。

2020年1月にエミネムが”Music To Be Murdered By”をリリースした後に、トリッピー・レッドが”50歳近くのヤツが15歳とビーフしてるよ”とインスタグラムに投稿していた。SNSの投稿ではなく、ラッパーらしくアンサーソングをリリースしろと表現している。

エミネムが”イーストサイド”と言う理由

エミネムはデトロイト出身で、”I’m eastside(俺はイーストサイドだ)”と言うことにピンと来ない人もいるかと思います。エミネムは2018年にリリースした”The Ringer”の中で自身がデトロイトのイーストサイド(東地区)出身であると言及していて、この時期以降に度々”I’m eastside”というフレーズを使っている。

“Higher”の中では

地元のストリートのために(Yeah)ドラムを叩くつもりだ(Yeah)
イーストサイドのスラム街を(Yeah)思い出させてあげないと(Yeah)

とラップしていて、”デトロイトの東地区を盛り上げたい”という意味が含まれているのかもしれません。

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