エミネム初主演映画“8 Mile”のラップバトルを振り返る

エミネム(Eminem)の人生をベースに制作された半自伝映画“8 Mile”
映画の舞台は1995年のデトロイトで、現実世界のエミネムが1stスタジオアルバム“Infinite”をリリースする1年前である。この当時、現実世界のエミネムはデトロイトにあるヒップホップショップに通って、D12のクナイヴァ(Kuniva)やスウィフト(Swift)などとラップバトルを繰り広げていた。

1stバトル“Lil’ Tic vs B-Rabbit”

映画での最初のバトルは、故プルーフが演じるリル・ティック(Lil’ Tic)とエミネムが演じるBラビット(B-Rabbit)のラップバトル。現実世界では親友関係であるこの二人のバトルは、ラビットが言葉を発する事ができずに”チョーク”(詰まる)してしまいマイクを置く。ラビットはステージを降りサイファーから去ってしまった。

リル・テックはラビットが“白人”であることを徹底的に攻めていく。

※エヴァ―ラスト(Everlast)⇒ヒップホップグループ「ハウス・オブ・ペイン」(House Of Pain)の白人ラッパー
※ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)⇒雑誌「PLAYBOY」の発刊者。PLAYBOY誌のロゴはウサギ(バニー/ラビット)である。

ランチトラック・バトル

ラビットがバトルラッパーとしての自信を取り戻し、成長するターニングポイントとなる重要な場面。このラップバトルに参加しているのはイグジビット(Xzibit)が演じるマイク(Mike)と、Miz Korona演じるヴァネッサ(Vanessa)の2人。エミネムも含めて全員がデトロイトにゆかりのあるラッパーだ。

イグジビット自身がリリックを考えた

2019年、KXNG CrookedのYoutubeチャンネル「Crook’s Corner」にイグジビットが出演。8 Mileでのランチトラック・ラップバトルの場面について語っている。

「製作スタッフが俺のためにラップの内容を用意していたが、俺は『そんなのいらねーよ。自分で書く』って感じだった。だから、その場で書いたんだ。全部その場で書いた。覚える必要があったけど簡単だったよ」

Xzibit Recalls Rapping W/ Eminem In “8 Mile” Lunch Truck Scene & Refusing To Have His Raps Written

フリーワールドとの最終決戦

ラビットはフリーワールドから暴行を受け心身ともにボロボロの状態だった。そんな時、スタンプ工場で残業をしていたラビットのもとにアレックスが訪れ別れの挨拶を交わす。夢を追うために地元を離れるアレックスの姿を見たラビットは、ヒップホップで成功するという自身の夢を叶えるためにシェルターに向かった。

1回戦:Lyckety-Splyt vs B-Rabbit

映画の終盤、シェルターで開催されるラップバトルの1回戦。ラビットの対戦相手は、デトロイトのラッパー、ストライク(Strike)が演じるリケティ・スプリット(Lyckety-Splyt)だ。ストライクは8 Mileのオーディションの際に法を犯してしまうが、エミネムが保釈金を用意し映画への出演が可能になった。

2回戦:Lotto vs B-Rabbit

ラビットとロトのラップバトルは映画の中で最も接戦となった。ロトはラビットに対して“ナチス”、“ヴァニラ・アイス”、“エルヴィス”などのワードを織り交ぜてラビットが白人であることを攻めていく。

決勝戦:B-Rabbit vs Papa Doc

映画のクライマックスでもある決勝戦。パパ・ドックはコイントスに勝ち『あのビッチが先だ』と言い渡し後攻を選択する。不利なネタをパパ・ドクに握られていると思ったラビットは、自分自身でネガティブな事実や情報を明かしていく。ラビットは自分の過去を明かしつつパパ・ドクの過去も明らかにする。

決勝戦で使われたビートは?

Mobb Deepが1995年にリリースした名曲”Shook Ones Part II “のインストゥルメンタル・ビートが使用されている。この曲をリリースした当時、プロディジーとハヴォックは若干19歳だった。

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