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映画のサントラに収録されたエミネム(Eminem)の曲【7選】

eminem's movie

ハリウッド映画のサウンドトラックに収録されたエミネムの曲集

エミネムと映画と言えば“8 Mile”を連想するファンが多いと思いますが、2015年に公開されたハリウッド映画“Southpaw”では、エミネムがサウンドトラックアルバムのエグゼクティブプロデューサーを務めている。また、2003年には“Tupac – Resurrection”の主題歌“Runnin’ (Dying to Live)”の制作に携わり、ヒップホップ界最大の悲劇の中心となった2PacとThe Notorious B.I.G.の共演を実現させ、プロデューサーとしての評価も高めた。この記事では、ハリウッド映画のサウンドトラックアルバムに収録されたエミネムの曲を7曲ご紹介します。

Nutty Professor II – The Klumps(邦題:ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々)

Eminem (ft. Redman) – Off The Wall

2000年に公開された映画“Nutty Professor II”(邦題:ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々) のサウンドトラック・アルバム“ Nutty Professor II: The Klumps (Original Motion Picture Soundtrack) ”。エミネムはRedmanとの共演曲“Off the Wall”で参加している。この曲のプロデューサーはエリック・サーモンが担当。
Def Jam Recordingsからリリースされたこのサウンドトラックは、ヒップホップとR&Bをメインに構成されており、Jay-Zの“Hey Papi”、Janet Jacksonの“Doesn’t Really Matter”、Musiqの“Just Friends (Sunny)”3曲のシングル曲が収録されている。

Tupac – Resurrection(トゥパック:レザレクション)

Eminem (Feat. Outlawz) – One Day At a Time

2003年11月に公開された2Pacの人生を追ったドキュメンタリー映画“Tupac: Resurrection”
トゥパックの人生を描いたこのドキュメンタリーには、トゥパックと彼の家族のインタビュー、メジャーデビュー前の写真や映像が含まれている。1996年の未解決銃撃事件に至るまでのトゥパックの人生が記録されています。
2003年にアカデミー賞にもノミネートされたこの映画のサウンドトラック・アルバムは2Pacの母アフェニ・シャカールが設立したレーベル“Amaru Entertainment”から発売された。

エミネムは“One Day at a Time (Em’s Version)”にてOutlawzと共にゲスト参加。また、映画の主題歌になった“Runnin’ (Dying to Live)”のプロデュースをエミネムが手掛けている。

Cradle 2 the Grave(邦題:ブラック・ダイヤモンド)

Eminem (Ft. DMX & Obie Trice) – Go To Sleep

アンジェイ・バートコウィアク (Andrzej Bartkowiak)が監督を務め、ジェッ・リー(Jet Li)とラッパーのDMXが出演した2003年公開のアクション映画『ブラック・ダイヤモンド』
この映画のサウンドトラック・アルバムはDef Jam Recordings / Ruff Ryders からリリースされている。映画のサウンドトラック・ソングであるにも関わらず、強烈なディスソングとなった“Go to Sleep Featuring DMX & Obie Trice”でエミネムが参加。当時Ja Ruleとビーフ関係にあったDMXとエミネムがタッグを組んだ。

Next Friday(ネクスト・フライデー)

Eminem – ‘Murder Murder’

“Next Friday”は、2000年に公開されたストーナーコメディ映画(大麻の娯楽的使用を展開するコメディ映画)で、1995年に公開された“Friday”の続編作品である。アイス・キューブが設立した映像製作会社“Cubevision”の初作品となった。
この映画のサウンドトラックに収録されている“Murder Murder”でエミネムが参加。“The Slim Shady EP”に収録されていたオリジナル・ヴァージョンの“Murder Murder”とは異なり、よりソフトでメロウなビートに変更。サントラ用にドクター・ドレーが新たにプロデュースしている。

Southpaw(サウスポー)

2015年に公開されたアメリカのスポーツドラマ映画“Southpaw”(サウスポー)。ジェイク・ギレンホール、フォレスト・ウィテカー、レイチェル・マクアダムスが出演。映画のサウンドトラック“Southpaw (Music from and Inspired By the Motion Picture)”は2015年7月24日にShady/Interscope Recordsからリリースされた。このプロジェクトが始まった当初はエミネムが主役のビリー・ホープを演じる予定だった。脚本家のカート・サッターは、このプロジェクトはエミネムの個人的な苦悩からインスピレーションを得たものだと語っている。

映画のタイトル“サウスポー”はエミネムの利き手を表している

脚本家のカート・サッターが“サウスポー”というタイトルについて語っている

「マーシャルが左利きであることを意味するタイトルが気に入っている。白人ラッパーがヒップホップの世界で戦うということをボクシングするというものだ。危険で、望まれず、異端児的存在なんだ。サウスポー(左利き)のボクサーは、右利きのボクサーよりもはるかに困難な道のりが待っている」

Phenomenal

“Southpaw Soundtrack”からのファースト・シングル”Phenomenal”
この曲は、主人公のビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)が、妻を亡くし、娘を児童相談所に預けた後、ボクシングのタイトルと娘を取り戻すためにトレーニングに励む姿が表現されている。アクション満載のミュージックビデオにはドクター・ドレーもカメオ出演している。

Kings Never Die Featuring Gwen Stefani

“Kings Never Die”は、“Southpaw Soundtrack”からの2曲目のシングル曲です。プロデュースグループのThe New Royalesとエミネムがタッグを組んだ曲。この二組によるコラボレーションはこの曲で6作品目になる。(他には2013年リリースの“Survival”など)フック(サビ)はグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)がボーカルとして参加。
この曲でエミネムは、批評家や、対立しているラッパー、無知なファンに対する怒りを表現している。エミネムと映画の主人公ビリー・ホープは、キングとして人々に記憶されることを望んでおり、そのためには何でもするとラップしている。

グウェン・ステファニーがエミネムとのコラボについて語る

「彼(エミネム)は天才だから、ずっと一緒に仕事をしたいと思っていた。突然電話がかかってきて、『今日中にやらなければならない』と言われたの。私は『ああ、声が出ない』て感じだった。咳をしていたけどなんとかなったの」

8 Mile(8マイル)

Eminem – Lose yourself

“Lose Yourself”はエミネムが初主演を務めた映画“8 Mile”の主題歌。サウンドトラックアルバム“8 Mile: Music from and Inspired by the Motion Picture”に収録されいてる。この曲はラップソングとして初めてアカデミー賞歌曲賞を受賞した。 2003年のアカデミー賞授賞式を欠席していたエミネムは、それから17年後の2020年のアカデミー賞授賞式で“Lose Yourself”のパフォーマンスを披露し世間を驚かせた。サプライズの演出で、事前に情報がリークされていたらエミネムはショーをキャンセルしていた。

エミネムは映画の撮影の合間を縫って“Lose Yourself”を制作したと語っている。ジミーの元恋人役ジェーンを演じたタリン・マニングもMTVのインタビューで、撮影期間中の休憩時間にエミネムが作曲している姿を見ていたと語っている。

“Lose Yourself”はエミネムのキャリアの中で最も成功したシングル曲となった。発売と同時に世界的なヒットとなり、世界20カ国のチャートで1位を獲得。アメリカのBillboard Hot 100でも1位を獲得。エミネムにとってアメリカで初めてのナンバーワンヒット(シングル曲)となりました。アメリカとオーストラリアでは12週間にわたって1位を獲得し、イギリス、アイルランド、ニュージーランド、デンマークなど多くの国でもチャートの上位にランクインした。カナダでは9位でデビューし、翌週には1位に浮上している。2018年3月にアメリカでの売り上げが1,000万枚を超え、RIAA(アメリカレコード協会)ダイヤモンド認定を受けている。

↑エミネムが初主演を務めた映画“8 Mile”についての特集ページです

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