2020年12月18日に発売された新アルバム” Music To Be Murdered By Side B Deluxe Edition “に収録されている”Killer”を日本語に翻訳しビデオを公開しました。
言及・影響されているアーティスト、人物など
金正恩(キム・ジョンウン)、50セント(50Cent)、D.A. got that dope、ジョン·ランボー
プロデュースを担当したのは、シカゴ出身の人気プロデューサーの”d.a got that dope”。”GODZILLA”や”GNAT”もd.aがプロデュースをしていて、”MTBMB”リリース以降、重要な曲のプロデュースに携わっている。
“お金”に関する巧みなワードプレイ
それが俺の金の使い方だ、金は腐る程ある”got money up the ass”
だから金をトイレットペーパーって呼んでる、yeah、景気いいだろ”flush with cash”
“トイレ”と”お金”に関するワードプレイ
“ass”(お尻)とトイレットペーパー、”flush”(流す)をリンクさせている
“ペーパー”も”お金”を意味するスラングでもある
ガール、良いケツしてるじゃん、チャンスあるかな?”is it up for grabs?”
キミのお尻を触ってみたいんだよ、それはヤリすぎか?Yeah
金は沢山ある、お尻を掴むのは厳しいって知ってたから、大金を持ってきた
“I made a grip, I know it’s tough to grasp, get the bag”
コレをポテトチップスって呼んで、ダッフルバッグに詰め込んでる
“Making a grip”⇒”お金をたくさん稼ぐ”を意味するスラング
“tough to grasp”は”hard to grasp”(〔人に〕理解しにくい)を連想させていて、
彼がなぜそんなに稼いでいるのか理解できない人達に対して理解させるために”grip”と”grasp”をリンクさせている
“bag”⇒”お金”を意味するスラング
“チップス”⇒”お金”を意味するスラング
他のヤツらと一緒にするな⁉
ファック・ザ・チェーン、俺はトレーラーヒッチを外すよ、俺はかなりイケてるからな
Fuck the chain, I’m off the trailer hitch, I got a bunch of swag
通常、トレーラーを牽引する時にはセーフティ”チェーン”を使用するが、チェーンを使わずに、トレーラーがヒッチ(ひっかける部分)から外れる事でトレーラーがスワッグ(ぐらつく)する。
この一節を考察すると
チェーンを後続車両から外す⇒自分の道を進む⇒”他の奴らと同じ括りにはならない”という構図と思われます。
“fuck chain”は”off the chain”(ワイルド、手に負えない、クレイジー等々)のニュアンスも含ませている可能性もあります。
“fuck-chain”、”trailer hitch”はそれぞれセックススラングでもあります
金正恩に対しての言及
Verse 2で、朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)に言及する一節が出てくる。金正恩に対しての言及は2017年にリリースした”Nowhere Fast”以来2度目。
Killer”殺し屋”に関する言及
Verse 3では、この曲のタイトルになっているKiller”殺し屋”に関する言及が出てくる。ジャック・ザ・リッパー、ジョン·ランボー、ダニエル・ウォズニアック、ドラキュラ、プレデターなどなど
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