エミネムのメジャー・デビュー・アルバム“The Slim Shady LP”(1999年)からD12のアルバム“D12 World”(2004年)まで、参加した全てのアルバムの13曲目で共演しているディナ・レイ(Dina Rae)。エミネムとの初対面の思い出や、“Superman”レコーディング時の裏話を語ってくれた。
「私がエムに(初めて)会ったのは、彼がメジャー・デビューする9カ月ほど前だった。彼はロサンゼルスにいて、ドクター・ドレーと契約したばかりだった。当時インター・スコープで働いていた私の友人が彼を車で連れて回ってたの。ビバリーセンターの近くにあった”Jerry’s Famous Deli”の駐車場で私たちはばったり会った。彼は私の友人に『あれは誰?』と尋ねたの。『Oh,あれはディナ・レイだよ、彼女は地元の人たちのためにフックを歌っているんだ』って答えてた。エムは『じゃあ、次の日にスタジオに来るように言っておいて』って。翌日スタジオに来て、”The Slim Shady LP”に収録されている”come on everybody”をレコーディングしたのが1999年。その後、13曲目が次々とリリースされていったの」
「どこまで話していいのか、どこまでディスっていいのかわからないのよ。(エミネムとマライアの対立に)私は関わりたくないの。私は呼ばれて”Superman”のレコーディングをするためにデトロイトに飛んだ。とだけ言っておくわ。エムのスタジオで録ったの。他の3曲(“Cum on Everybody”1999年,”Drug Ballad”2000年,”Pimp Like Me”2001年)はロサンゼルスで録ったけど、”Superman”の時は、その時点で彼の考え( 曲の構成/手段)があるってことで(デトロイトに)飛んだの。ちょっと面白い事実を教えるわ。ほとんどの人は知らないと思うけど、実はマライアがもともとは “Superman”のボーカルだったの。マライア・キャリー(Mariah Carey)よ。何が起こったにしろ起きたことは変えられない。彼は少し動揺していたみたいで、私に電話をかけてきの。「クソったれ!!ディナに電話しよう」って。実際に彼女のボーカルが参考になった。彼の家にあるスタジオでレコーディングの」
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