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エミネムの娘がビーフのきっかけ?MGKとの確執について

eminem's daughters

2022年現在もEminem(エミネム)とMachine Gun Kelly(マシン・ガン・ケリー)の間でビーフ(確執/対立)関係が続いている。エミネムが2020年12月にサプライズ・リリースした“Music To Be Murdered By Side B”に収録されている“Zeus”と“Gnat”でマシン・ガン・ケリーへの言及だと思われる一節がある。

“She thinks Machine washed me/ Swear to God, man, her favorite rapper wish he’d crossed me.”
(彼女はマシンが俺を洗ったと思ってやがる/誓うけど、彼女のお気に入りラッパーは俺に逆らおうとしてる)

Zeus / Eminem,”Music to Be Murdered By: Side B”,Featuring White Gold,Produced by Eminem, Luca Mauti & T-Minus,Release Date:December 18,2020

エミネムがアルバム “Music To Be Murdered By Side B” をリリースした翌日にMGKはツイッターで反応。

「サブリミナル共が」

二人の白人ラッパーのビーフについて徹底解説していきます。

エミネムの娘がビーフのきっかけ?

2012年5月にMGKがエミネムの娘ヘイリー・ジェイド(当時16歳)の写真についてツイートしたことから、この確執が始まりました。

「オーケー。エミネムの娘の写真を見たんだけど、超セクシー(hot as fuck)と言うしかない。エムはキングだからリスペクトを込めて言う」

この件についてエミネムは「1年半くらい過ぎたころまで(MGKのツイートのこと)知らなかったんだ。俺のレーダーにヒットしなかったから。」と語っている。

エミネムの娘についての特集記事は↓↓

業界から干されたのはエミネムが黒幕だと主張

2015年10月、マシン・ガン・ケリーはHot 97に出演。エミネムの娘・ヘイリーに関するツイートが原因で、MGKを“Shade 45”(エミネムが運営しているラジオ番組)から出入り禁止にさせたと間接的に非難した。

また、MGKのセカンドアルバム“General Admission”(2015年10月16日)についてメディアが取り上げてくれないと主張した。「ある種の人々はこの作品を聴いたりレビューしたりもしない」と説明。この件について、マシン・ガン・ケリーはエミネムの名前を出さなかったが、視聴者の多くはエミネムへの言及だろうと推測している。

MGK、エミネムをサブリミナル・ディス!?

2018年3月1日、テック・ナイン(Tech N9ne)がマシン・ガン・ケリー、Y2をゲストに迎えた楽曲“No Reason”をリリース。MGKのヴァースの中には、エミネムに向けたものだと思われる一節が含まれていた。

“Popped in on the top charts out the cop car/To remind y’all you just rap, you’re not God”

パトカーからトップチャートに飛び込んできた/お前らはただラップしてるだけで、神じゃないぞと思い知らせるためにな

“No Reason” (The Mosh Pit Song),Tech N9ne Featuring: Machine Gun Kelly & Y2,Produced by:Jeffery “Frizz” James & 206Derek,Release Date:March 1, 2018

エミネムが2013年にリリースした”Rap God”への言及。テック・ナインは自身のインスタグラムで、マシン・ガン・ケリーがエミネムをディスしたことについて、自分自身とプロデューサーが気づかなかったと投稿している。

エミネムが反撃!?MGKを名指しでディス

2018年8月31日、エミネムがサプライズ・アルバム“Kamikaze”をリリース。批評家やファンの間から酷評された前作“Revival”から一転、デトロイトの伝説が復活したと歓喜した。中でも注目を浴びた曲は、ロイス・ダ・5’9″(Royce Da 5’9″)を客演に迎えた曲”Not Alike”だ。この曲でエミネムはマシン・ガン・ケリーを名指しでディスった。娘のヘイリーに関するMGKの言及と、”No Reason”でのサブリミナル・ディスを非難している。

But next time you don’t gotta use Tech N9ne
でも今度はテック・ナインを使う必要はないぜ

If you wanna come at me with a sub, Machine Gun
サブ・マシンガンで俺に挑みたいならな

And I’m talkin’ to you
お前に向かって言ってるんだ

But you already know who the fuck you are, Kelly
お前は既に分かってんだろ?ケリー

I don’t use sublims and sure as fuck don’t sneak-diss
俺はサブリミナルは使わないし、こっそりディスったりもしない

But keep commenting on my daughter Hailie
俺の娘ヘイリーについてコメントし続けやがって

“Not Alike” , Eminem Featuring:Royce da 5’9″,Produced by:CuBeatz, Ronny J & Tay Keith,Release Date:August 31, 2018

マシン・ガン・ケリーが“Rap Devil”をリリース

2018年9月3日、マシン・ガン・ケリーが“Not Alike”へのアンサーソング“Rap Devil”をリリース。タイトルの”RAP DEVIL”は、2013年にエミネムがリリースした大ヒット曲“Rap God”をもじっている。MGKにとって二枚目のEPとなった“Binge”からのシングル曲でもある。米国ビルボード・ホット100のシングルチャートで13位を記録し、iTunesチャート(US)では1位を獲得した。

エミネムがインスタグラム・ライブで予告!?

2018年9月7日、 エミネムは自宅にあるアーケードゲーム『パック・マン』を7分間プレイする動画を公開。マシン・ガン・ケリーは首元に『パック・マン』のタトゥーを入れている。

首元に『パック・マン』のタトゥーを入れているMGK

エミネムが“Rap Devil”についてコメント

2018年9月12日、Sway Callowayとの独占インタビュー企画“Exclusive Kamikaze Interview Part 2”で、マシン・ガン・ケリーとのビーフについて詳しく語った。インタビューの中で、マシン・ガン・ケリーのディスソングについてスウェイから意見を問われたエミネムは「彼にとっては悪い曲ではない」と語っている。

エミネムが”Killshot”をリリースし追い打ちをかける

2018年9月14日、エミネムはマシン・ガン・ケリーへのディスソング“Killshot”をリリース。この曲は公開から24時間におけるYouTubeプラットフォームでのオーディオ・リリースとしては当時の最多再生記録を更新。3,810万回の再生回数を記録した。

曲名は映画が元ネタ!?

キルショット』(Killshot )は、2009年公開のアクション映画。エミネムの地元ミシガン州デトロイトでも撮影されており、エミネムはこの映画のことを知っていたに違いないとファンの間で言われている。あらすじは、「経験豊富なサイコパスの暗殺者がカーメン・コルソン、ウェイン・コルソン夫妻の殺害を企てる」といった内容になっている。マシン・ガン・ケリーの本名はコルソン・ベイカー(Colson Baker)である。

マシン・ガン・ケリーが“Killshot”に反応

2018年9月14日、エミネムが“Killshot”をリリースした当日、マシン・ガン・ケリーはツイッターの投稿でこの曲に対して反応した。

「2週間と3回のインタビューの後に。。。コレ?」

ファンの多くはSNSでの返答よりも、更なるディスソングのリリースを期待したが“Killshot”に対するアンサーソングがリリースされることは無かった。

マシン・ガン・ケリーのセキュリティチームが、エミネム擁護の俳優を暴行

2018年9月14日、“Killshot”がリリースされた当日、MGKと彼の仲間たちがアトランタのレストランにいた時、 俳優のガブリエル・“G-ロッド”・ロドリゲス(Gabriel “G-Rod” Rodriguez)と暴行騒ぎに。G-ロッド(『24:Legacy』や『ウォーキング・デッド』、『Power』などに出演)がスマホで動画を撮影しながらMGKに近づき、MGKを指差し『言わなきゃいけないから言うが、家族を狙うなんてお前は臆病者だ!』と罵る。G-ロッドは3人の子供の父親で、エミネムの娘を巻き込んだMGKに対して特に怒っていたと語っている。

当時10代だったエミネムの娘ヘイリーのことを「超エロイ(hot as fuck)」とツイートしたMGKに対して、G-ロッドは腹を立てていた。

マシン・ガン・ケリーがライブ中にエミネムをディス

2018年9月16日、マシン・ガン・ケリーはフォール・アウト・ボーイ (Fall Out Boy)の“The Mania Tour”の前座として参加。MGKはエミネムがリリースした“Killshot”のアートワークがプリントされたTシャツを着てステージに立った。

MGKはライブ中に「ファック・マーシャル・マザーズ(エミネムの本名)」、「リアル・スリム・シェイディは立ち上がれない」などと発言していた。

マシン・ガン・ケリー、“Killshot”に反応するつもりはないと発言

2018年9月20日、マシン・ガン・ケリーはラジオ番組“The Breakfast Club”に出演。(“The Breakfast Club” はP.Diddyが運営するメディア企業“Revolt”と提携していた。MGKが所属するレーベル“Bad Boy Records”の創設者はP.Diddyである)エミネムとのビーフ関係について語り、「俺にとっては6点の評価だ/”Killshot”はレッグショットだった(致命傷ではなかった)。俺達は“Rap Devil”で事実について話していたけど、お前はマンバン(お団子ヘアー)の話がしたかったのか?事実を答えろ。俺は役者もやってるが、お前はどんだけ無能なんだよ?俺をマンブル・ラッパーと呼びやがって。この老いぼれに浴びせてやるぜ」

“Killshot”への返答に関して問われたMGKは「クリップを用意していた/“Killshot”を聞いて、その曲をホルスター(ピストルや携帯電話を入れるためのケース)に戻した」と語っている。

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