PR

エミネムが自身初のNFT”SHADY CON”をリリース

NFT

2021年4月25日、エミネムが初のNFT作品”SHADY CON”をNFTオークション・プラットフォームのNifty Gatewayにてリリースした。熱狂的なファン、NFTファン、コレクターたちに、エミネムのNFTを手に入れるワンチャンスを提供した。この記事では”SHADY CON”が発売されるまでの流れを時系列で追っていく。

「エミネムがNFT”Bored Ape”を5300万円で購入」の記事はこちら⁉

『サタデー・ナイト・ライブ』での予告

2021年3月28日、毎週土曜日の深夜に米国で放送されているコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)にて、エミネムのヒット曲“Without Me”のパロディコント“What the hell’s an NFT”が放送された。SNLの人気コメディアンのピート・デイヴィッドソン(Pete Davidson)、クリス・レッド(Chris Redd)、そして白人ラッパーのジャック・ハーロウ(Jack Harlow)がNFTについてラップした。

エミネムがNFT発売を公式アナウンス

SNLでのパロディコントから1か月後、エミネムが公式ホームページでNFT“SHADY CON”をNifty Gatewayにてリリースすると発表。このコレクションは『エミネム公認の様々なNFT作品』に加えて、『スリム・シェイディが特別制作したオリジナル・インストゥルメンタル・ビート』も含まれていると案内された。

Nifty Gatewayとは?

Nifty Gatewayはユニークなデジタルアートコレクションを購入・販売できるデジタルNFTマーケットプレイス。2018年にDuncanとGriffin Cock Fosterによって設立された。その後、ウィンクルボス兄弟によって買収されGeminiのグループ企業となる。
それぞれのアートは証明可能な一点もので、イーサリアムのブロックチェーン上で追跡可能となっている。

エミネムが子供の頃のコレクションについて語る

“SHADY CON”の発売を前に、エミネムがコレクションの思い出についてコメントしている。

エミネムの自宅にはラップアルバムのカセットテープが大量にコレクションされている

「子供の頃から、漫画、野球カード、おもちゃ、そしてラップアルバムのカセットテープなど、手に入るものはすべて集めていた。大人になってもあまり変わらない。子供の頃のコレクションを再現しようとしたし、それは俺だけじゃないハズだ。この”SHADY CON”にも『それが手に入った、いや全部のセットを手に入れないと‼』って雰囲気を作りたかった。自分自身のコレクションへの情熱からアイディアを出すのはかなり面白かったよ」

“SHADY CON”の内容

エミネム初のNFT“SHADY CON”は様々な作品が発売された。
NFTアクション・フィギュア『Open Editions』、6種類のデザインからランダムに1枚が選ばれる『Trading Cards』、特定の数量しか販売されていないNFT『Limited Editions』、限定1個のNFT『Auction』

SHADYCON: Open Editions by Eminem

オープン・エディションは“EMINEM”,“SLIM SHADY”,“MARSHALL MATHERS”の3種類

アメリカ東部時間の2021年4月25日午後7時から販売が開始され、15分間のみ数量に制限なく販売された。価格はエミネムの地元デトロイトの市外局番にちなんだ313ドル(約3万6千円)。午後7時15分以降はNFT所有者との交渉により入手可能。

SHADYCON: Marshall Masterpiece Card Pack by Eminem

6種類のデザインが用意されたカードパック

マーシャル・マスターピース・カードパックは「パック」を購入する。6種類用意されたデザインの中からランダムに1枚選ばれる。(野球のトレーディングカードやポケモンのカードパック(1枚入り)のようなイメージ。封を開けるまで何が手に入るのか分からない)今回のエミネムのNFTでは、1種類148枚ずつ、合計888個(148×6種類)のマーシャル・マスターピース・カードパックが用意された。
価格は1枚500ドル(約5万7千円)で販売。(現在はNFT所有者との交渉により、好きなデザインのカードが入手可能)

SHADYCON by Eminem(Limited Editions)

(左)“TOOLS OF THE TRADE”,(右)“STILL D.G.A.F”の2種類

リミテッド・エディション(限定版)は特定の数量しか販売されていない。2種類の限定版NFTが、それぞれ50個限定で販売された。このNFTを入手すると、エミネムの直筆サインとシリアルナンバーが入った証書が付いてくる。販売から3ヶ月経過した時点でNFTを保有した人に証書が送付された。
価格は5,000ドル(約57万円)で販売。

リミテッド・エディションの購入は抽選で行われた。米国東部時間の2021年4月25日午後6時30分から、30分間の間に抽選を実施。抽選への参加条件としてNifty Gatewayで購入歴があることが前提条件となっていた。

SHADYCON by Eminem “STANS’ REVENGE”

スリム・シェイディが特別制作したオリジナル・インストゥルメンタル・ビート

限定1台のNFT”STANS’ REVENGE”。1人しか所有できない超レア・アイテ品だ。
このNFTにのみ24時間開催のオークションが実施された。最後の5分間に入札があった場合、5分の延長が加わるルールが設けられた。
落札者への特典として『EMINEM X CARHARTT JORDAN 4’s』、『エミネムのサイン入りSSLP20 Film Strip Shadow Box』、『エミネムのサイン入りアルバム”Infinite”超レアLP』が付いてくる。販売から3ヶ月経過した時点で”STANS’ REVENGE”を保有した人に特典が送付された。

カナダ出身の白人ラッパー、トム・マクドナルド(Tom MacDonald)が10万ドル(約1,100万円)で落札し話題を呼んだ。

スポンサーリンク

コメント

  1. […] […]

  2. […] エミネムは2021年にアルバムを発売することがなかったが、これまでにリリースしてきた膨大なヒット曲のおかげで、昨年もヒップホップ界で最も消費されたアーティストにランクインした。また、2021年4月には自身初のNFT“Shady Con”を発売した。エミネムの2021年の年収は2,800万ドル(約33億円)だと推測されている。 […]

タイトルとURLをコピーしました