The Slim Shady LP
Dr. Dreと組んだメジャーでのブレイク。Slim Shadyという危険な語り手を、耳に残るフックと会話劇で世界へ広めた。本作のユーモアと挑発の原点。
My Name Is / Guilty Conscience
この時代の特集を読む ↗
THE FINAL BOW / A GREATEST HITS COLLECTION
EMINEM
1999年から2005年へ。
世界を変えたラップが、
ひとつのステージに集まった。
THE RECORD2005 / 17 TRACKS
SHADY / AFTERMATH / INTERSCOPE
日本語で読む、最初のベストアルバム
THE PROGRAMME
代表曲から、舞台の裏側まで。
気になる章から読み進められる。
01 / THE STORY
2005年、
ひとつの時代が幕を閉じた。
終演後、演者が拍手に応えて
もう一度、舞台へ姿を見せること。
『Curtain Call: The Hits』(カーテン・コール。〜ザ・ヒッツ)は、エミネムが2005年に発表した初のベストアルバムだ。『The Slim Shady LP』から『Encore』までの代表曲と、『8 Mile』の「Lose Yourself」。1999〜2005年のメジャー期をひとつの曲順へ編み直し、3曲の新曲を加えた。[2][5]
前年の『Encore』を経た当時、ヒット曲を生み続けるスターには引退の噂がつきまとっていた。だが、2005年7月のステージで本人が引退説を否定したことを、当時のUMJ公式ニュースは伝えている。同年12月のラジオでは、先のキャリアを決めかねているとも語った。作品名を、そのまま正式な引退宣言と結びつけることはできない。[7][6]
活動状況も穏やかではない。2005年8月には欧州ツアーが中止された。一方で本作は、挑発するSlim Shady、名声と対峙するラッパー、娘へ語りかける父親という複数の顔を並べる。終幕という言葉の奥で、何を残し、何を変えるのかが問われている。後に2009年の『Relapse』へ続くキャリアにとって、本作は最初の時代の大きな区切りとなった。[7][2]

Dr. Dreと組んだメジャーでのブレイク。Slim Shadyという危険な語り手を、耳に残るフックと会話劇で世界へ広めた。本作のユーモアと挑発の原点。
My Name Is / Guilty Conscience
この時代の特集を読む ↗成功によって膨らむ期待と、スターへ向けられる視線が作品の題材になる。「Stan」の物語性から「The Way I Am」の怒りまで、本作の振幅を支える。
Stan / The Way I Am / The Real Slim Shady
この時代の特集を読む ↗家族、表現への批判、音楽の力へと視野を広げる。ロックの響きと大きなフックを取り入れ、個人的な物語がスタジアム規模の音へ変わった。
Without Me / Sing for the Moment / Cleanin’ Out My Closet
この時代の特集を読む ↗主演映画の物語と音楽が交差する年。「Lose Yourself」はサウンドトラックの楽曲であり、ソロのスタジオアルバム収録曲とは異なる出発点を持つ。
Lose Yourself
この時代の特集を読む ↗ラップ界の対立を省みる曲、娘へ向けた曲、派手なコメディーが同居。この3方向は、翌年のベスト盤でもEminemの複雑な人物像を形づくる。
Like Toy Soldiers / Mockingbird / Just Lose It
この時代の特集を読む ↗代表曲に3曲の新曲と「Stan」のグラミー賞ライブ版を加えた最初の総括。発売順ではない曲順によって、過去の曲が別の文脈で響き合う。
FACK / Shake That / When I’m Gone
全17曲の解説へ ↓03 / THREE NEW SONGS
過去を集めるだけでは終わらない。
悪ふざけ、夜遊び、家族への思い。
3曲の新曲が、それぞれ別のEminemを照らす。[5]
NEW SONG / THE PROVOCATEUR
EMINEM / 2005
ベスト盤の入口で、
Slim Shadyが笑っている。
「Intro」の次に待つのは、名曲集という期待をひっくり返す露悪的なコメディーだ。性的なジョーク、芝居がかった声、極端な反復。誰にでも薦めやすい曲とは言いにくいが、その居心地の悪さもEminemの表現の一部である。
感傷的に過去を振り返るだけのベスト盤にはならない。この曲と「When I'm Gone」を同じアルバムに置くことで、Slim Shadyの悪ふざけと家族を思う語りの距離が際立つ。これは曲順からの編集上の読解であり、配置の狙いを本人の発言として断定するものではない。[32][17]
02 / 楽曲の解説へ ↗NEW SONG / THE NIGHT OUT
FEAT. NATE DOGG / 2005
言葉を刻む声と、
夜を滑らせる歌声。
Nate Doggの低い歌声と、Eminemの細かく刻むラップ。声の性格が対照的だからこそ、反復するグルーヴが前へ進む。本作の新曲の中では、最もクラブの空気へ近い一曲だ。
アルバム発売後、2006年にシングルとして展開され、米Billboard Hot 100で6位を記録。アニメーションの公式MVも制作された。2007年のグラミー賞ではBest Rap/Sung Collaboration候補に選ばれている。深刻な内省とは別に、身体で音を楽しむ一面を担う。[35][44][25]
07 / 楽曲の解説へ ↗拍手が鳴る舞台と、
帰りを待つ家族の間で。
TRACK 16 / CURTAIN CALL: THE HITS
拍手が鳴る舞台と、
帰りを待つ家族の間で。
観客の拍手が大きくなるほど、
家族との距離も浮かび上がる。
名声が大きくなるほど、家にいない時間も増える。「When I'm Gone」は、娘Hailieへ向ける思いと、仕事のために離れる父親の罪悪感を中心に据えた曲だ。舞台に立つ自分と、家族に必要とされる自分が、夢のような物語の中でぶつかり合う。
娘の言葉を自分の声で演じ、家庭と舞台を行き来する。その場面転換が、父親とスターの二つの役割をひとつの曲の中で向き合わせる。歌詞の台詞や夢の場面を、現実の家族関係をそのまま記録したものとして扱うことはできない。
注目したいのは、家族を大切に思うという結論だけではない。成功が家族の暮らしを支える一方、その仕事が一緒に過ごす時間を奪う。その矛盾を、場面を切り替える語りで具体的に聴かせる。
別れの挨拶を意味する「Curtain Call」。この新曲は、ヒットの記録を振り返る本作に、成功の先で何を大切にするのかという問いを残す。正式な引退宣言と決めつけず、別れと帰還が行き交う物語として聴きたい。
Anthony Mandler監督のMVは、会合で自分の経験を語る場面から、家、空港、ステージへと移っていく。家族の役を演じる人物や夢の演出を、本人の日常をそのまま撮影した記録と混同してはいけない。撮影は2005年11月13・14日、デトロイトで行われたとUMJの当時のニュースが記録する。[36][7]
16 / 楽曲の解説へ ↗WHEN I’M GONE / THE FINAL BOW
歌の中の物語が、
映像の中で交差する。
会合で語る声、家族のもとにいる姿、舞台に立つ姿。MVも一つの物語として、その間を行き来する。
公式MV / EminemVEVO。映像と歌詞に描かれる出来事は、現実の記録とは区別して読む。
公式YouTubeで視聴する ↗16 / 楽曲の解説へ ↗04 / THE MAIN STAGE
本作の新曲のひとつ。極端な性的ジョーク、誇張した声、同じ言葉の執拗な反復が、Slim Shadyの露悪的なコメディーを前面に押し出す。「Intro」の直後に置かれるため、初めて聴く人ほどベスト盤の第一印象を揺さぶられるはずだ。後半の「When I'm Gone」が家族と名声の葛藤を描くのに対し、こちらは悪ふざけに振り切った一面。その対比を聴くと、Eminemを感動的な代表曲だけで理解できないことが見えてくる。[17][32][18]
LISTEN CLOSER / SOUNDEminem制作、Luis Resto追加制作。誇張した声と反復するビート
公式音源 ↗返事を待ち続ける架空のファンの手紙を通じて、憧れが執着へ変わる過程を描く物語曲。Dido「Thank You」の穏やかな歌声と、次第に切迫するラップの落差が、聴き手を悲劇へ導く。最後に語り手が切り替わり、それまでの言葉の意味が変わる構成が圧巻だ。MVでStanを演じるのは俳優Devon Sawaであり、実在のファンの記録映像ではない。本作末尾のElton Johnとのライブ版と聴き比べたい。[3][26][21]
LISTEN CLOSER / SOUNDDido「Thank You」の歌声を軸にした陰影のあるトラック
公式MV・ロング版 ↗05 / THE 43RD GRAMMY AWARDS / 2001
同じ物語が、別の声で響く。
アルバムを閉じるのは、2001年の舞台の記憶。

2001年2月21日、第43回グラミー賞。Eminemの歌詞が同性愛者への差別的表現などを理由に批判される中、同性愛を公表しているElton Johnとの「Stan」共演が大きな注目を集めた。これは論争がすべて解決したことを意味しない。音楽の舞台で二人が共演した事実と、その社会的な受け止め方は分けて考えたい。[26]
オリジナル版では、Dido「Thank You」の歌声が物語の合間に繰り返される。ライブ版ではElton Johnがピアノと歌を担い、会場の空気を伴った別の録音になる。Dido版の差し替えではなく、同じ作品を別の場で演じ直した一曲だ。
本作がこのライブ音源で終わることは、チャート上のヒットだけではなく、Eminemが文化の中心で巻き起こした議論まで振り返る構成として読める。以後も続く二人の交流にとって、この共演は重要な接点となった。[26][14]
Stan / Elton Johnとの公式ライブ音源 ↗06 / THE BACKSTAGE / DELUXE EDITION
表舞台のヒット曲を聴いたら、もう一枚のディスクへ。日本盤デラックス・エディションは本編17曲に7曲を追加する。CDJapanの商品説明では、本人が選んだお気に入りの楽曲群と紹介されている。「MAIN STAGE」と「BACKSTAGE」は、このページで選曲の性格を表す編集上の比喩だ。[3][1]
The Notorious B.I.G. / 1999
The Notorious B.I.G.の没後作『Born Again』に収められた、Eminem参加版。Biggieの既存の録音と新たな客演を組み合わせた作品であり、二人が同じ時にスタジオで録音した共演ではない。重く落ち着いた声に、Eminemの細かく言葉を連ねるヴァースが加わることで、世代の異なる二人の個性が際立つ。暴力的な架空の語りを含むため、歌詞の人物像と演者本人は区別したい。ボーナス盤の冒頭から、ソロの代表曲とは違う顔を見せる。[3][38][20]
Born Again — The Notorious B.I.G.
権利元公式MV・編集版 ↗Eminem / 1999
社会の手本となる人物という題名を、信用できない語り手の連続する悪例で裏返す。乾いたビートに乗るのは、まねを勧めるように聞こえて、その無茶さで反発を誘うブラックユーモアだ。過激な描写を本人の行動の記録として読むより、期待される善良なスター像への皮肉として聴くと構造が見える。本編の親しみやすいフックの裏にある、初期Slim Shadyの危うい魅力を補う選曲。ことばの韻と、平然とした声の調子にも注目したい。[3][18]
The Slim Shady LP
公式MV ↗Eminem / 2000
不穏で空間の多いビートを背景に、暴力的な虚構と聴き手への挑発を重ねる曲。声色を急に変えたり、語りの流れを中断したりする手つきが、安心して聴けない感覚を生む。過激な表現が論争を呼んだ時代のEminemを理解するうえで重要だが、描写を実際の行為や本人の意思の証拠とみなすのは適切ではない。ボーナス盤では、メインのヒット曲だけでは薄まりやすい、『The Marshall Mathers LP』の刺々しさを伝える。[3][21][39]
The Marshall Mathers LP
公式音源 ↗D12 / 2000
Eminemのソロ曲にD12が客演した作品ではなく、彼自身が所属するデトロイトのグループD12の曲。複数の声が交代で登場し、誇張した自慢や罵倒をつないでいくため、一人の物語曲とは別の熱量がある。聴きどころは、各ラッパーの声質、間の取り方、ヴァースの受け渡し。ヒット曲中心の本編に対し、ここではクルーの一員としてのEminemが見える。ソロの成功と、地元の仲間との活動が並行していた時代を知る入口となる。[3][40][29][41]
D12のシングル/Devil's Nightのボーナス収録曲
D12公式MV ↗Eminem / 2000
自分のラップをそのまま本人の告白として受け取る聴き方へ、皮肉な態度を突きつける曲。跳ねるピアノの上で、犯罪者という役を過剰に演じ、途中には寸劇まで挟み込む。軽妙な音と不快さを誘う言葉の近さが、初期作品の魅力と論争の両方を伝える。原作『The Marshall Mathers LP』の終盤を飾るこの曲を補うことで、ベスト盤にもアルバム単位のねじれた世界観が戻ってくる。「Role Model」と並べて聴きたい選曲だ。[3][42][21]
The Marshall Mathers LP
公式音源 ↗JAY-Z / 2001
JAY-Zの『The Blueprint』に収録された共演曲。Eminemは客演ラッパーであると同時に制作も担当し、抑制された不穏なビートの上で二人の長いヴァースを支える。異なる生い立ちを持つ二人が、自分を裁く視線にそれぞれの角度から応答する点が聴きどころだ。声の質感や言葉の密度の違いを比べると、単なる技巧の競争ではない対話が見えてくる。Eminem自身のヒット曲集を、他者の作品で残した仕事へ開く重要な一曲である。[3][43][20]
The Blueprint — JAY-Z
JAY-Z公式音源 ↗Eminem / 1999
周囲の評価を振り切る反骨を、ざらついた音と畳みかけるラップへ変えた初期の重要曲。インディー期の『The Slim Shady EP』に原型があり、本作へつながるのは『The Slim Shady LP』の系譜だ。スターとしてのメディア批判より前に、居場所を自分でこじ開けようとする声が聞こえる。ボーナス盤の最後に置かれると、2005年の集大成から初期衝動へ戻るような後味を残す。「My Name Is」で興味を持った人が、さらに源流をたどるための一曲である。[3][18]
The Slim Shady LP(原型はThe Slim Shady EP)
公式MV ↗07 / THE PEOPLE
ARCHIVE / 2008PRODUCER / FEATURED ARTIST
Eminemの初期の飛躍を支えたプロデューサーであり、「Guilty Conscience」では声の共演者でもある。二人が異なる助言をぶつけ合う構成は、Eminemの会話劇としてのラップを際立たせる。本作では制作への貢献と客演の両面から欠かせない人物である。
Guilty Conscience ↗
FEATURED ARTIST
「Thank You」の歌声が「Stan」のフックを形づくる英国のシンガーである。穏やかな旋律が手紙の物語と繰り返し交差することで、語り手の切迫した感情が際立つ。オリジナル版の声であり、2001年グラミー賞のライブ版で歌うElton Johnとは区別される。
Stan ↗
ARCHIVE / 2024LIVE GUEST
2001年の第43回グラミー賞で「Stan」を共演し、Didoのパートを歌った。Eminemの歌詞への批判が続く状況で実現した舞台は、音楽と社会の関係を考えるうえでも象徴的である。本作の最後には、その共演のライブ音源が収録されている。
Stan (Live At 43rd Grammy Awards) ↗
ARCHIVE / 2011BONUS DISC COLLABORATOR
『The Blueprint』(2001年)の「Renegade」でEminemと共演した。本作ではデラックス盤の追加ディスクに収録される。二人がそれぞれ社会の視線に向き合うラップを重ね、ソロの代表曲だけでは見えないEminemの共演者としての強さを伝える。
Renegade ↗
FEATURED ARTIST
新曲「Shake That」に参加するシンガー兼ラッパーである。Eminemの細かく刻むラップに対し、低く滑らかな歌声がクラブ向けのグルーヴを生む。重い物語や社会風刺が並ぶ本編の中で、この共演は身体的に楽しめる一面を示している。
Shake That ↗
BONUS DISC / POSTHUMOUS RECORDING
「Dead Wrong」は、B.I.G.の死後に発売された『Born Again』(1999年)に収録された楽曲である。Eminemがヴァースを加えた音源がデラックス盤にも選ばれた。存命中の同時録音による共演と混同せず、残された声と新たなラップを組み合わせた作品として聴きたい。
Dead Wrong (Remix) ↗
EMINEM'S GROUP / BONUS DISC
Eminemが所属するデトロイトのラップ・グループである。追加ディスクの「Shit on You」では、ソロ名義のヒット曲とは異なる集団での掛け合いが聴ける。本作にこの曲が入ることで、世界的なスターの背後にある仲間との活動にも視線が向けられる。
Shit on You ↗08 / THE NUMBERS
発売直後の勢いと、長く聴かれる力。
実売枚数、認定ユニット、チャート週数を分けて読む。
UNITED STATES / BILLBOARD 200
01
2005年12月24日付。初週販売は441,000枚。翌週まで2週連続で首位を維持した。当時のUMJ掲載記録による。[6]
UNITED KINGDOM / OFFICIAL CHARTS
400 WKS
この到達を記録した最初のラップ作品。全英最高1位、5週連続首位。400週は当時の節目を示し、現在の累計ではない。[10][11]
JAPAN / ORICON
03
国内では発売初期の累積売上や、長く聴かれた記録も残る。指標と集計期間を分け、次の章で詳しくたどる。
JAPAN SALES & CHARTS ↓RIAA / DIAMOND
2022年3月8日にDiamond認定。基準は1,000万認定ユニットであり、CDだけの実売枚数を意味しない。販売と対象ストリーミング等を含む認定制度として読む必要がある。[8][9]
A LASTING CATALOGUE
発売当初の大ヒットにとどまらず、初めてEminemを聴く人が代表曲へ出会う入口として長く残った。2005年の音楽業界におけるスターの総括が、配信時代にもつながるカタログになっている。
海外の実績は2026年10月27日に確認。各数字の対象時点は本文に明記。世界累計・最新米国内実売・最終的な日本国内累計売上は、今回確認した公開資料では特定できない。
09 / JAPAN SALES & CHARTS
発売初期の売上と、チャートに残った記録。
日本での反響を、時点と指標をそろえて読む。
CUMULATIVE SALES / AT CHART WEEK 02
17.3万枚
2005年12月13日公開のオリコン記事が報じた数値。その週のアルバムチャートでは4位だった。発売初期の販売実績を示す記録である。[49]
ORICON / WEEKLY ALBUM PEAK
03位
初回通常盤UICS-1110のオリコン商品記録に掲載された最高順位。登場2週目の順位や、洋楽のみの年間順位とは異なる。[12]
ORICON / WEEKLY ALBUM TOP 300
25週
同じUICS-1110の商品記録による。オリコンが注記する週間アルバムTOP300のランクイン回数であり、各再発盤の記録を合算した数字とはしていない。[12]
ORICON / 2006 INTERNATIONAL ALBUMS
03位
BARKSは2007年1月1日、オリコン集計の2006年洋楽年間アルバムランキングで本作が3位だったと報道した。年間の洋楽部門を伝える二次資料である。[50]
A SNAPSHOT OF THE OPENING WEEKS
17.3万枚は、チャート登場2週目までの累積として報じられた数字だ。最終的な日本国内累計売上については、今回確認した公開資料からは特定できない。[49]
TWO DIFFERENT CHARTS
週間アルバム最高3位と、2006年洋楽年間3位は、対象と集計期間の異なる記録である。発売直後の動きと、年間の洋楽部門での位置を分けて捉えたい。[12][50]
資料確認:2026年10月29日。売上は2005年12月13日の記事、週間記録はUICS-1110の商品ページ、年間順位は2007年1月1日のBARKS記事に基づく。
10 / JAPAN EDITION
表が画面に収まらない場合は、左右へスクロールして比較できる。
| エディション / 品番 | 発売日 | 仕様 | 収録数 | 確認先 |
|---|---|---|---|---|
STANDARD / FIRST ISSUE2005年初回通常盤UICS-1110 |
1CD / 通常盤 | 本編17曲 | ORICON ↗ | |
DELUXE EDITION2005年デラックス盤UICS-1111 |
2CD | 本編17+追加7曲 | UMJ公式 ↗ | |
STANDARD / REISSUE2007年通常盤再発UICS-3006 |
1CD / 通常盤再発 | 本編17曲 | UMJ公式 ↗ | |
SHM-CD2012年SHM-CD盤UICY-20335 |
1CD / SHM-CD | 本編17曲 | UMJ公式 ↗ |
01 / THE FIRST JAPANESE RELEASE
初回通常盤UICS-1110と、2枚組のデラックス盤UICS-1111は同日に発売された。本編はどちらも17トラックであり、デラックス盤では別ディスクの7曲が加わる。UICS-3006は2007年の通常盤再発だ。発売元の商品ページにある「オリジナル発売日」と、その品番自体の発売日を読み分けたい。[12][3][4]
02 / SEVEN MORE TRACKS
追加ディスクには、Dead Wrong (Remix)、Role Model、Kill You、Shit on You、Criminal、Renegade、Just Don't Give a Fuckを収録。ソロのヒット曲に加え、The Notorious B.I.G.やJAY-Zへの客演、D12のグループ活動までたどれる。本編17曲との違いは、この別ディスクの有無にある。[3]
03 / MATERIAL & TRACKLIST
UICY-20335は2012年6月20日発売の1枚組で、収録は本編17曲。SHM-CD(Super High Material CD)は、通常のCDとは異なる透明性の高いポリカーボネート樹脂を採用したディスクだ。メーカーも音質の評価は再生環境などで異なると説明している。素材の仕様を示すSHM-CDという表記と、追加曲の有無は別の情報である。[5][51]
04 / BEFORE BUYING A USED COPY
帯や背表紙、ディスクの印字で品番を確かめ、出品写真と枚数を照合する。デラックス盤なら追加ディスクがそろっているか、必要な帯やブックレットが付くか、盤面の状態はどうかも確認したい。「日本盤」という表示だけでは、通常盤・再発盤・SHM-CD盤の区別はつかない。希望する収録内容を先に決めると選びやすい。
海外盤・配信版も、通常版とDeluxe版、Explicit版と編集版などで曲数や表記が異なる場合がある。このページのSpotify・Apple Music導線は本編17曲版を指定。追加7曲まで聴く場合はSpotifyの24曲Deluxe版 ↗も確認できる。[14][15]
11 / OFFICIAL VIDEOS
12 / LISTEN & OWN
最初の一曲から、全編を通して聴く一枚へ。
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14 / QUESTIONS / ANSWERS
知りたかったことを、
ひとつずつ。
Eminemが2005年に発表した初のベストアルバム。1999〜2005年の代表曲、3曲の新曲、Elton Johnとの「Stan」ライブ版をまとめている。
初のベストアルバムである。スタジオアルバムの通し番号とは分けて数えるため、「第○作」と一律には表記しない。
日本初発売は2005年12月2日、米国発売は2005年12月6日。UICS-3006は2007年5月23日の再発、SHM-CDのUICY-20335は2012年6月20日発売だ。
通常盤はイントロを含む17トラック。日本盤デラックス・エディションは本編17曲に追加7曲を収めた2枚組である。
フルサイズの新曲はFACK、Shake That、When I’m Goneの3曲。短いIntroや、以前の公演を収めたStanのライブ版とは区別する。
性的なジョークと誇張した声による、Slim Shadyの露悪的なコメディー。本作の2曲目に置かれた新曲で、内容には強い好みが分かれる。
追加ディスクに7曲が入る。Dead Wrong (Remix)、Renegade、D12のShit on Youなど、ソロの代表曲だけでは見えない面を聴ける。
2005年の本作は主に1999〜2005年。2022年の続編は2009年のRelapse以降を中心に収録する。対象時期が異なる2枚のベスト盤だ。
まずはLose Yourself、Stan、Without Me。家族をテーマに聴くならMockingbirdとWhen I’m Gone、初期の個性に触れるならMy Name Isも入口になる。これは本ページの選曲案である。
代表曲の幅を知る入口になる。ただし強い言葉や性的・暴力的な表現を含む曲もある。気に入った曲から元のアルバムへ進むと、作品ごとの違いが見えてくる。
オリコンの2005年12月13日記事では、チャート登場2週目時点の累積は17.3万枚。発売初期の販売実績であり、最終的な日本国内累計は今回確認した公開資料からは特定できない。 詳しく読む ↓
初回通常盤はUICS-1110、追加7曲付き2枚組はUICS-1111。通常盤再発はUICS-3006、SHM-CD盤はUICY-20335で、こちらは各17曲。中古では品番とディスク枚数を照合したい。 詳しく読む ↓
SOURCES / PHOTOGRAPHY
確認日:2026年10月29日。作品情報はアーティスト・レーベル・チャート運営元・公式配信を優先。楽曲の意味や曲順の読み方は本ページ独自の批評であり、本人の発言や公式説明とは区別する。歌詞の長い原文転載は行っていない。
資料写真、提供された写真、生成・編集画像を区別して掲載している。提供元と使用許諾の情報は別に記録し、未確認の画像にCCライセンスを付与していない。
ヒーローの舞台背景:THE FINAL BOW オリジナル舞台イメージ / OpenAI Imagegenによる生成。匿名の演者を描いたものでEminem本人の写真ではない。正式なアルバムジャケットはSpotify公式埋め込み内に表示する。
Bebas Neue:Ryoichi Tsunekawa / SIL Open Font License 1.1。同梱assets/OFL-BebasNeue.txt参照。