JANUARY 2020
01
MUSIC TO BE
MURDERED BY
最初の幕は、2020年1月17日。
予告なしに届いた、Eminemの第11作。オリジナル20トラックは、Hitchcockの語りとブラックユーモアを枠組みに、技巧、内省、社会への視線を行き来した。Side Bを理解する出発点は、この1月の作品にある。[01][23]

THE SECOND ACT / DELUXE EDITION
EMINEM
終幕の、その先へ。
2020年、二度目のサプライズ。
18 DECEMBER 2020 / 16 NEW TRACKS
2020.12.18 / SHADY · AFTERMATH · INTERSCOPE
EMINEM / PORTRAIT
THE MURDER CONTINUES
日本語で読む、追加16トラックの完全ガイド
これは、第11作『Music To Be Murdered By』の続き。2020年12月に加わった16トラックを中心に、音・言葉・人のつながりをたどる。
2020 / TWO SURPRISES / ONE ALBUM
JANUARY 2020
01
最初の幕は、2020年1月17日。
予告なしに届いた、Eminemの第11作。オリジナル20トラックは、Hitchcockの語りとブラックユーモアを枠組みに、技巧、内省、社会への視線を行き来した。Side Bを理解する出発点は、この1月の作品にある。[01][23]
THE UNFINISHED STORY
02
案内人の声が、まだ響く。
Hitchcockへのオマージュは、単なる怖い装飾ではない。聴き手に語りかける案内人がいることで、過激な語り手と、それを聴く私たちとの距離が生まれる。12月の拡張版もその枠組みを保ち、ユーモアや自己批評へと場面を広げていく。[08][01]
DECEMBER 2020
03
2020年12月18日、もう一度。
同じ年の終わりに、Side Bがサプライズ公開された。Universal Music Japanも同日、11作目のデラックス盤として16トラック追加と「Gnat」のMV公開を発表。新作の番号を一つ増やすのでなく、一つの作品を拡張するリリースだった。[23][04]
THE SECOND ACT
04
16トラックが、世界を押し広げる。
デジタル版は追加16トラックから始まり、その後に本編20トラックが続く。「Alfred – Intro」「Key – Skit」「Thus Far – Interlude」の3本は短い導入・スキット・間奏。密度の高いラップの間に、映画の場面転換のような呼吸を置いている。[01][27]
20 + 16 = 36
02 / THE MASTER OF SUSPENSE

滑稽な一歩が、
不穏な一歩に変わる。
耳に残るのは、Charles Gounodの「Funeral March of a Marionette(操り人形の葬送行進曲)」の旋律。テレビ番組『Alfred Hitchcock Presents』のテーマとして広まった音型を、Eminemはラップの劇場へ持ち込む。配信クレジットにもGounodの作曲者名があり、ProducerはEminemだ。[09][10]
ここは、1958年のHitchcock/Jeff Alexanderのアルバム『Music to Be Murdered By』とは区別したい。そちらは作品名や語りの枠組みにつながるレコード。「Alfred’s Theme」で耳にするGounodの旋律とテレビのテーマ、1958年盤という三つの関係を分けると、オマージュの重なりが見えてくる。[08][09]
除菌からマイクチェックへ。日常の小さな動作を連想の入口にして、韻が次の場面を連れてくる。ボウリングのレーン、球、ストライクをめぐる語彙は、書くこと、攻撃すること、余裕を見せることへ意味を変える。短い区切りを笑いの間として使いながら、旋律の奇妙な軽さが言葉の物騒さを際立たせる。これは本ページの音楽・歌詞上の読解だ。[40][39]

03 / A SMALL INSECT. AN ENORMOUS IMPACT.
GNAT / OFFICIAL MUSIC VIDEO
言葉が走る。
ビートの形まで、変わっていく。
2020年の語彙を、
ラップの速度へ。
Gnatは「小さな羽虫」。ウイルス、隔離、消毒という、その年の生活を覆った言葉を、Eminemは自分のラップが広がる様子や、相手との力関係へつなげる。ひとつの題材を説明するのでなく、似た音の言葉へ次々と接続してしまう発想が曲を動かす。[54]
d.a. got that dopeのプロダクションは、同じリズムを最後まで繰り返すだけではない。後半のジャズを思わせる響きとビートの切り替えで、声が置かれる空間が変わる。終盤の高速フロウは、速さだけの見せ場でなく、その変化に身体ごと飛び込むように聴こえる。[02][53]
発売と同時に公開されたMVはCole Bennett監督。防護服や隔離を連想させる映像を、奇妙な可笑しさへと変える。公式映像は下のプレイヤーで確認できる。[04][23]
クリックでYouTube公式プレイヤーを表示。自動再生なし。
LYRICAL LEMONADE / COLE BENNETT
2020.12.18 / OFFICIAL MUSIC VIDEO
ページの2本の文字列はスクロールに追従する。曲の切り替わりをイメージした、対向する二つの流れ。止まれば文字も止まり、戻れば動きも反転する。
04 / ONE MORE LEVEL
THE NEXT OPPONENT
IS WITHIN.
到達点の、その上へ。
成功を手にしても、次の基準を探す。「Higher」の大きなフックと重い拍は、観客を煽る声にも、練習を続ける自分への声にもなる。ProducerはEminem。Sly Pyperは追加ヴォーカルで参加し、客演名義とは異なる位置から歌を支える。[02][56]
公式MVは2021年1月23日、ABCの『UFC 257 Countdown: Poirier vs. McGregor 2』で初公開された。ESPNの発表は、音楽家の制作・本番への準備と、競技者の鍛錬を重ねた構想を説明している。Dana White、Michael Eavesも登場するが、映像の中心にあるのは自分の内なる敵との対決だ。[05][06]
James Larese監督。公式撮影記録はDetroitのDowntown Boxing Gymを紹介している。曲の発売は2020年12月、映像の展開は翌年1月という順序になる。[07]
クリックでYouTube公式プレイヤーを表示。自動再生なし。
06 / OLD SHADOWS / NEW REFLEXES
昔の声が、
今のビートへ戻ってくる。
大げさなアクセント、芝居がかった声色、弾むように歪む音節。終曲は『Relapse』(2009年)を思わせる語り口を呼び戻す。一方、伴奏の展開をまたぐ密度と切り替えの鋭さは、2020年のラッパーの反射神経を感じさせる。これは曲の雰囲気を比べたもので、2009年当時の音源を使ったという意味ではない。[73][74]
Dr. Dre、Mark Batson、Dawaun Parker、Trevor Lawrence Jr.らが制作し、FranoはCo-Producer。題名が意味する「混乱」を、意味の矛盾と声の演技でも作り上げる。Detroitの友人たちやDe La Soulへの参照が、その奇妙な空間を過去のヒップホップへ接続する。[75][02]
07 / THE ADDED CHAPTER / 2020.12.18
追加16トラックを、順番どおりに。
曲名を選ぶと、解説と制作陣が開く。
歌詞の解釈と音楽的な比較は、本ページ独自の編集解説である。
曲順と客演表記はShady Recordsを優先。Producer、Co-Producer、Additional Producerを分けて記載し、配信クレジットの記載差は公式音源のメタデータで照合した。DJ Premierは「Book of Rhymes」のスクラッチを担当している。[01][02][46]
主要4曲は開いた状態で表示。各曲の見出しで開閉できる。
Gounod『操り人形の葬送行進曲』の旋律を軸にした、Eminem自身のプロデュース曲。TV番組『Alfred Hitchcock Presents』で知られる主題を呼び込み、滑稽な身振りと脅威が隣り合う。除菌やマイクチェックから言葉を連鎖させる導入では、2020年の日常が韻の素材へ変わる。後半まで細かな区切りと声色を替え、意味だけでなく音の似方によって場面を動かす。[39][41]
ボウリング用語を連続させながら、演奏の枠組み、去ること、余裕、攻撃、ペンに意味をずらす。単発の駄洒落ではなく、一つの語彙領域を持続させる作り。[40]
LISTEN CLOSER / 聴きどころ同じ旋律の反復に対し、ラップの区切り方と音節数がどう変化するか。リリックビデオも別の視覚的な読み方を示す。
題名の『音痴』と『周囲への配慮がない』という二つの意味が、批判を聞き流す人物像を作る。低く跳ねる伴奏の上で、故意に馬鹿げた連想や強引な語の変形を押し通すところに笑いがある。単語を正しく並べるだけでは成立しない韻を、発音と間の取り方で成立させようとする実演でもある。2021年3月のリリックビデオと、2020年12月の楽曲発売は区別したい。[42][44]
オレンジとバナナの語を混ぜた造語で無理な押韻を笑いにする。Kris Kristoffersonの名前を怒りの表現に変形するくだりもある。[43]
LISTEN CLOSER / 聴きどころ有名なオレンジをめぐる韻も、辞書の見た目より発音の伸縮で成立させる例。冗談の無理を、声の技術で押し通す。
書きためた韻をノートから放出する発想が、執筆と自己主張を結びつける。ネット上の評価を読み込みすぎる苛立ちを、マイクへ向かう推進力に変える曲だ。伴奏の切り替えをまたいで言葉を詰め、終盤ではDJ Premierのスクラッチが別の声を差し込む。客演表記はラップのヴァースを意味しない。Premierをビート全体のプロデューサーとする説明も、公式供給クレジットと一致しない。[45][47]
壊れた計算機と『評価するに値しない意見』を、数を数える/重要であるという同じ動詞の二義でつなぐ。食事と百万単位の収入の同音関係は、過去の貧困と現在の成功を短く対比する。[46]
LISTEN CLOSER / 聴きどころ終盤のスクラッチは言葉の外から入る別の編集作業。ノートに書くMCと、録音を組み替えるDJの二つの作法が出会う。
恋愛相手に語りかける形を借りて、ヒップホップとの長い関係を描くと読める。自分を支えた音楽が次の世代へ向かうことへの嫉妬と、離れられない愛着が同居する。Ty Dolla $ignの旋律的なフックが感情を受け止め、Eminemの細かな韻と対照を作る。Sly Pyperの追加ヴォーカルも記録されている。[48][50]
50 Centの本名CurtisとKurtis Blowを音で重ねる。恋人に見立てた音楽への未練と、具体的なヒップホップ史の名前が結びつく。[49]
LISTEN CLOSER / 聴きどころヒップホップを人に見立てる読みでは、嫉妬と敬意のリストが同じ物語になる。Tyのフックとラップの温度差にも耳を向けたい。
Dr. DreとEminemが、崩れた関係の後に残る怒りをそれぞれのヴァースで描く。Sly Pyperのフックが二人の語りをつなぎ、感情を大きく叫ぶよりも、抑えた声の冷たさが前に出る。Dreが登場するからといってDre制作曲とは限らない好例で、この曲のProducerはJ.LBS、Co-ProducerはEminemと公式配信クレジットに明記される。実生活の特定人物への告白と断定する根拠にはしない。[51][52]
題名は銃を撃ち続ける勢いの慣用句としても機能する。恋愛の実話や特定の相手を根拠なく同定しない。
LISTEN CLOSER / 聴きどころ二人のヴァースで主語と声色が切り替わる瞬間を聴く。特定の実在人物をモデルとする憶測に依存せず、語りの構造を読む。
すでに到達点にいるはずの人物が、それでも次を探して前へ進む。大きく反復されるフックと重い拍は、細かなパンチラインの応酬よりも持続する意志を押し出す。Eminem自身が制作し、Sly Pyperが追加ヴォーカルで参加。2021年1月の公式映像は、音楽家の準備と競技者の鍛錬を重ねるUFC 257のプロモーションへ接続した。[56][02]
病院の待合室の患者と、忍耐を意味する同音語を重ね、待つ力を鍛錬へつなぐ。天井は到達点の比喩となり、それを越える反復がフックを作る。[57]
LISTEN CLOSER / 聴きどころ大きく歌われる部分でも、細かな韻と息継ぎが拍の裏を埋める。音源と、翌年のMVが加えた競技の物語を分けて聴ける。
身の回りの批判や心の中の悪意を『悪魔』に重ねつつ、自分の発言が反応を呼び込む循環も材料にする。MAJのフックが不安定さを旋律に変え、ヴァースでは冗談と苛立ちが素早く入れ替わる。制作はMike Zombie、The Loud Pack、d.a. got that dope、Eminemの共同名義。題名だけで個人的な病歴の告白に限定しない読みが必要だ。[58][60]
骨、悪党、調和に関わる単語とメンバー名を連ねてBone Thugs-N-Harmonyを組み立てる。終盤の『I see pee』はICPの音に重なる。[59]
LISTEN CLOSER / 聴きどころフックを受けるMAJの声は、ヴァースの苛立ちを一度違う感情に置き換える。イントロで示す相反する注文も曲の入口。
d.a. got that dopeの弾力あるビートに乗り、金銭や成功を誇示するクラブ寄りの一曲。重い物語を展開するより、短いフレーズの切れ味と身体的なノリが中心になる。2021年にはJack HarlowとCordae参加のリミックスが発表されたが、ここで扱う2020年の原曲に二人は参加していない。[65][67]
現金が潤沢な状態とトイレの水を流す動作を接続し、金銭誇示を下品な冗談へ変える。曲名の殺人者は主として技術・成功の自己誇示に働く。[66]
LISTEN CLOSER / 聴きどころ2021年のリミックスと聴き比べると、同じ曲の客演配置による変化が分かる。Side B収録はEminem単独の原曲。
White Goldの控えめなフックが、Eminemの重い回想に広い余白を作る。名声が大きくなるほど称賛が反転するという認識から、Drakeらの名前へ視線が広がる。Rihannaへの謝罪とSnoop Doggへの応答は、同じ『名前を出す』行為でも意味が違う。前者は2019年に流出した未発表音源の言葉を誤りと認めるもの、後者は2020年夏の発言に対する身内からの失望だ。[68][70]
Snoopの姓/犬という語を、つきまとう・けなす動作へ変える。犬と神の綴りの反転も、敬意から失望への揺れを短く表す。[69]
LISTEN CLOSER / 聴きどころWhite Goldの抑制された歌からヴァースへ戻るたび、外に向ける言葉と自分へ向ける言葉の距離が変わる。
題名の『混乱した』という状態を、声色、アクセント、矛盾する言葉、伴奏の展開で演じる終曲。Dreらの制作陣が組む重い拍の上で、2009年の『Relapse』を連想させる誇張した発音と芝居がかった語りが前に出る。一方で終盤の切り替えや言葉を畳みかける密度は、2020年のEminemへ耳を引き戻す。音楽的な類似から、録音年や未発表音源の流用までは断定できない。[73][75]
頭が混乱する状態と麺の結び目から、Posdnuosの名へ音を滑らせる。反対語を連ねるフックと、語中へ音節を足す終盤の発声が、意味と音の両方を揺らす。[74]
発売当時、The Independentは終曲の回帰的なサウンドを好意的に評価した。[76]
Dr. Dreらの太く乾いたドラムと、子音を際立たせる発声を一緒に聴くと、なぜ『Relapse』を連想するかが見えてくる。ただし時代の一致は音源の来歴の証明ではない。過去を引用するような声と、現在の巧みな構成を同時に味わいたい。
LISTEN CLOSER / 聴きどころTrugoyとPosdnuosの名前を含む箇所では、尊敬する人名までも韻の部品になる。ビートの変化とアクセントの変化を合わせて追う。
2021 / THE REMIX
28 MAY 2021
AFTER THE SECOND ACT
EMINEM × JACK HARLOW × CORDAE

2020年12月18日の「Killer」は、d.a. got that dopeのビートでEminemが単独でラップする、Side Bの13曲目。その約5か月後、2021年5月28日にJack HarlowとCordaeを迎えた「Killer (Remix)」が、独立したシングルとして届いた。追加16トラックにも、Deluxe版の全36トラックにも含まれない後日談だ。[80][81]
原曲との違いは、ひとりのラップが3人による受け渡しへ変わることだ。Harlow、Cordae、Eminemの順にヴァースが続き、間をEminemのフックがつなぐ。声が切り替わる場面ごとの語り口、韻の置き方、言葉の詰め方を聴き比べてみたい。若いふたりを迎えても、オリジナル版が消えるわけではない。Side Bの中のソロ曲と、翌年の共演曲。その両方を行き来することで、この曲が別の顔を見せる展開を楽しめる。[82]
REMIX PRODUCER / d.a. got that dope for Guaranteed Millions
KEYBOARDS / Luis Resto[82]
08 / NAMES ARE NEVER JUST NAMES
対立、敬意、ジョーク、背景。
歌詞の中で、その名前が担う役割を見る。
写真は人物を識別するための年代別資料である。



Gnat / Zeus
銃器や「machine」をめぐる語の配置が、MGKへの当てこすりとして読まれる。フルネームを直接呼ぶ箇所とは区別し、間接的な言葉遊びとして扱う。[54]

Favorite Bitch
Eric B.と並ぶ「Ra」はRakimへの参照。Nas、2Pac、Big Daddy Kaneらに続く名前の列が、Eminemを育てたヒップホップの系譜を描く。[49]

Alfred’s Theme
悪夢をめぐる表現の近くに名前を置き、自分の不気味な語り手像を膨らませる。現代のポップスターを、Slim Shadyのブラックユーモアに巻き込む参照だ。[40]

Alfred – Intro / Thus Far – Interlude
この人は単なる名前のジョークではなく、作品の語りの枠組みそのもの。短い音声とGounodのTVテーマへの接続が、二度目の幕にも連続性を与える。[08]
Nas / RESPECT
「Favorite Bitch」と「Discombobulated」に登場。後者ではJuiceとの比較が過去のバトルの記憶を呼ぶ。[49][74]
Drake / CONTEXT
「Zeus」で名声が反転することへの警告を向ける相手。単純な対立の宣言として読む箇所ではない。[69]
LL Cool J / RESPECT
「These Demons」のCool JとSoul Trainへの参照が、現在の自分を少年時代に聴いた音楽へつなぐ。[59]
De La Soul / RESPECT
「Discombobulated」ではTrugoy、Posdnuosの名が韻へ滑り込み、敬意と音の遊びが重なる。[74]
09 / THE VOICES / BEHIND THE CONSOLE

RAPPER / SONGWRITER / PRODUCER
ラップだけでなく、Alfred’s Theme、Tone Deaf、Higherなどを制作。共同・追加制作としての参加も多く、トラック全体の細部に関わる。

FEATURED RAPPER / PRODUCER
Guns Blazingではラッパーとして共演。She Loves Me、Discombobulatedでは制作陣の一人として、声の後ろから作品に関わる。

VOCALS / PRODUCER
Black Magic
旋律を歌い、Jayson DeZuzioと制作も担当する。甘い声と不穏な物語を同じ曲に置く。
SCRATCHES
Book of Rhymes
客演表記はスクラッチ参加。ラップのヴァースでも、ビート全体の制作名義でもない。

FEATURED VOCALS
Favorite Bitch
旋律的なフックで、ヒップホップへの執着を描くラップの感情を受け止める。
FEATURED / ADDITIONAL VOCALS
Guns Blazing / Favorite Bitch / Higher
Guns Blazingでは客演、他の2曲では追加ヴォーカル。役割を分けて聴くと存在感が見えてくる。
FEATURED VOCALS
These Demons
フックを担い、ヴァースの挑発と苛立ちの間に旋律の流れを作る。
FEATURED VOCALS
Zeus
重い回想を余白で受け止めるフック。本編の参加曲と、Side BのZeusを分けて紹介。
d.a. got that dope
GnatとKillerを制作し、These Demonsにも参加。曲の質感を切り替えながら、ラップの機敏さを引き出す。
Luis Resto
Tone DeafとBook of Rhymesでは追加制作。Alfred’s Themeの鍵盤など、演奏面での役割も配信資料に記録される。
J.LBS / T-Minus / illadaproducer
それぞれGuns Blazing、Zeus、Book of Rhymesの主要制作に参加。客演と制作名義を曲ごとに確認したい。
Discombobulated
Dr. Dre、Mark Batson、Dawaun Parker、Trevor Lawrence Jr.、Black Bethoven、S1、Lonestarrmuzik。Co-ProducerはFrano。[02][75]

10 / THE IMAGE RETURNS
タイトル、スーツ姿、正面性。Side Bのジャケットは、親作品のHitchcock的な構図を受け継ぎながら、灰色と赤の対比、顔を覆うように見える図像によって、別の温度を持つ。同じ舞台へ戻ったのに、風景が少し違って見える。
これはジャケットの見え方からの編集上の読解。公式ストアのSide B商品と配信プレイヤーで、実際のアートワークを確認できる。親作品からの連続性と、追加パートの異様な軽さが、音だけでなく表紙にも共存している。[28][27]
11 / A RETURN TO THE CHART
Side B追加後、元アルバムが199位から3位へ。新旧版を合算した順位。[20]
2020年12月24日までの集計週。全エディション合計94,000相当ユニット。[20]
Side B専用集計、批評家7件。2026年10月17日確認。[22]
米国の3位と94,000相当ユニットは、Side B単独の初登場順位・実売枚数ではない。Billboardは全版を合算した集計だと明記している。英国でも2020年12月25〜31日付で元アルバムが176位から7位へ上昇した。[20][21]
評価を読むときも対象の区別が必要だ。ここで示すMetacriticは12月のSide Bを対象とした集計であり、1月盤の批評集計とは異なる。発売当日のNMEのJordan Bassettによる論評は、自己言及や挑発の反復、2020年の話題を言葉遊びへ変える手法に批判的な視線を向けた。技術だけでなく、何をその技術で語るのかも批評の争点となる。[22][77]
12 / THE SECOND ACT IS WAITING
その先は、音の中へ。
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13 / QUESTIONS / ANSWERS
2020年1月のEminem第11作『Music To Be Murdered By』に16トラックを追加したDeluxe Editionである。追加分とオリジナル20トラックを合わせ、全36トラックを収録している。
公式発表では第11作の拡張版・デラックス盤に位置付けられる。独立した12作目のスタジオアルバムではない。
追加は16トラック。そのうちAlfred – Intro、Key – Skit、Thus Far – Interludeの3本が導入・スキット・間奏に当たる。
1月盤は20トラック。Side B (Deluxe Edition)は16トラックを加えた36トラック版である。本ページは追加16トラックに焦点を当てている。
発売日は2020年12月18日。CDなど個別商品の発売日や、後日のMV公開日とは区別する必要がある。
Guns Blazingにラッパーとして客演し、She Loves MeとDiscombobulatedでは制作にも参加している。Guns BlazingのProducerはJ.LBS、Co-ProducerはEminem。
監督はCole Bennett。2020年12月18日のSide B公開と同時に、公式MVも発表された。
Charles Gounodの「操り人形の葬送行進曲」はテレビ番組Alfred Hitchcock Presentsのテーマとして知られ、その旋律が楽曲の軸にある。1958年のHitchcock/Jeff Alexanderのアルバムとは別の関係である。
2026年10月時点で、Side Bの日本盤CDは発売されていない。国内で購入できるCDは輸入盤である。なお、2020年3月4日発売の日本盤UICS-1360はオリジナル20曲を収録したもので、Side Bの追加16曲は含まれない。[85][25][24]
Spotify、Apple MusicなどのSide B (Deluxe Edition)全36トラック版では、冒頭に追加16トラックが並ぶ。本ページのLISTEN & OWNに、該当する版へのリンクを掲載している。
14 / SOURCES / PHOTOGRAPHY
確認日:2026年10月17日。作品情報と制作名義は公式資料・配信メタデータを優先。歌詞の意味、音楽的な比較、ジャケットの読解は本ページ独自の編集解説である。Alfred’s Themeで使用された元録音や契約条件の詳細は未確認のため、具体的な許諾内容は断定していない。
人物写真は撮影時期や出典が異なる資料である。写真ごとの撮影者・出典・確認状況は以下に記載している。公式音源・MVはクリック後にYouTubeプレイヤーで読み込める。[31][32][33]
OGP:HEROと同じEminemポートレートに、本ページの文字組みを追加。写真の権利確認状況は上記ポートレートと共通。
Anton / Noto Sans JP:SIL Open Font License。同梱fonts/内にライセンス全文。
抽象的な枠・円・タイポグラフィは本ページ独自のCSS。Hitchcock作品の映像・タイトル画面の複製は使用していない。